Tupleとは
さて、本日はSwiftの Tuple について見ていきます。
Tuple とは『複数の型の値を一組にまとめる』ときに利用します。
続いて具体的な使い方を紹介します。
valueのみの格納
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これを実行すると、
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のように出力されます。
key, valueの格納
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これを実行すると、
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のように出力されます。
key, valueの関係で書いても、数値指定が可能です。
数値指定ができることから、部分的にkeyを指定することができます。
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これを実行すると、
1
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と出力されます。
TupleとArray, Dictionaryの違いは?
Tuple が真新しく見えるかというと実はそうでもないというのが筆者の感想でありました。
というのも、ここまでの話では『ArrayやDictionaryで代用できるのでは?』と思えたためです。
それぞれ比較してみましょう。
TupleとArrayを比較
まずは、 Tuple とArrayの比較です。
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- 2つの違い
- 書式が異なる(Tupleの方が簡易)
- Arrayは要素の追加と削除が可能だが、Tupleはできない
- 2つの同じところ
- 異なる型の値を格納できる(Arrayは
AnyObject
にすれば良い) - 値渡し
- 異なる型の値を格納できる(Arrayは
TupleとDictionaryを比較
次に、 Tuple とDictionaryの比較です。
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Tuple とDictionaryの違いと同一点はArrayと比較した場合と同じです。
- 2つの違い
- 書式が異なる(Tupleの方が簡易)
- Dictionaryは要素の追加と削除が可能だが、Tupleはできない
- 2つの同じところ
- 異なる型の値を格納できる(DictionaryはValueを
AnyObject
にすれば良い) - 値渡し
- 異なる型の値を格納できる(DictionaryはValueを
まとめ
正直、『こういったところでは Tuple を必ず利用したい』という利用シーンがあまり思い浮かびません…。
書式が簡単でとっつきやすいという良さはあるかもしれませんが、
実際に利用した際にその本当の意義を感じることができるのかもしれませんね。
と言ったところで、本日はここまで。